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iPhone 18 Proの充電器は何Wがいい?AVS対応の選び方

この記事には広告リンクが含まれます。iPhone 18 Proの予約が9月12日に始まり、発売は9月18日です。買い替える予定の人は、そろそろ充電器をどうするか決めておきたい時期だと思います。ご存じのとおり電源アダプタは同梱されません。箱に入っているのはUSB-Cケーブルだけです。

今回やっかいなのは、「W数の大きい充電器を持っていれば速い」が成り立たなくなったことです。手元に96Wや140WのMacBook用アダプタがあっても、iPhone 18 Proの最速充電の条件は満たしません。効いてくるのはW数ではなくAVSという仕様に対応しているかどうかで、これが商品ページにほとんど書かれていません。

決める順番はそもそも最速が要るのか → AVS対応か → ポート数と置き場所。ここを飛ばすと、高いものを買ったのに速くならないという失敗をします。

先に候補を見るなら

確実に条件を満たしたいならApple 40Wダイナミック電源アダプタをAmazonで確認する / AVS対応を明記した他社製ならMATECH SoniCube 67WをAmazonで確認する

※充電器は同じシリーズでもW数違い・色違いで商品ページが分かれます。リンク先の型番と出力が記事の記載と一致しているかご確認ください。価格や在庫は変動します。

今回変わったことと、変わらないこと

変わったのは、有線充電の速さと、その条件です。iPhone 18 Pro / Pro Maxは約15分で最大50%まで充電できるとされています。ただしこれは無条件ではありません。Appleが挙げている条件は、60W対応以上の電源アダプタ、USB PD 3.1以降で規定されたAVSへの対応、そしてそれを通せるUSB-Cケーブルの3点セットです。

AVS(Adjustable Voltage Supply/可変電圧給電)は、ざっくり言うと電圧の刻みを細かくする仕組みです。従来のUSB PDは5V・9V・15V・20Vといった決まった電圧を切り替えて使っていました。AVSはそこを100mV刻みで動かせるので、端末が求める電圧にぴったり合わせられる。結果として無駄な発熱が減り、同じW数でも効率よく電力を流せます。

ここが重要なのですが、高出力であることとAVS対応であることは別の話です。MacBook Pro用の96Wや140Wのアダプタは出力こそ大きいものの、可変電圧の仕組みを持たないため最速充電の条件を満たしません。「140Wがあるから大丈夫」は今回に限って通用しません。

グレーの面に置かれた白いUSB充電アダプタとケーブルのイメージ
本体に刻印されているのは出力の数字だけ。AVS対応かどうかは、そこを見ても分かりません。

逆に変わらないのは、ふだんの充電です。20W以上のUSB-Cアダプタがあれば、これまでどおり普通に充電できます。速度の上限が下がるだけで、充電できなくなるわけではありません。寝ている間に充電する人にとって、15分か30分かの差はほぼ意味を持ちません。この記事でいちばん言いたいのはそこで、多くの人は買い替えなくても困らないと思います。

買う前に決める3つ

1. そもそも最速が必要か

W数の話に入る前に、自分の充電のしかたを思い出してください。最速充電が効くのは「充電を忘れて出かける直前に気づいた」タイプの人だけです。就寝中に充電する、デスクで置きっぱなしにする、という使い方なら、20Wでも40Wでも朝には100%になっています。

一方、外出前の15分で一日分を確保したい人には現実的な価値があります。性能の優劣ではなく、生活パターンの話です。当てはまらないなら、今ある充電器を使い続けるのがいちばん安く済みます。

2. AVS対応かどうか(W数だけでは判断できない)

最速を取ると決めたなら、次はAVSです。問題は、市販の充電器の商品ページにAVSの記載がほとんどないこと。「USB PD対応」「最大65W」とだけ書かれている製品は、AVSに対応しているかどうか商品ページからは判断できません。

現実的な確認方法は2つです。ひとつは、商品説明に「AVS」あるいは「ダイナミック充電」と明記されている製品を選ぶこと。もうひとつは、Apple純正を選んで悩むのをやめることです。PD対応とだけ書かれた製品を「たぶん対応しているだろう」で買うのは、今回はやめておいたほうがいいと思います。

なお、AnkerはAVS対応の65Wモデルを中国市場で発表済みですが、日本での発売については執筆時点で案内が出ていません。急がないなら、対応製品が揃うのを待つのも手です。

3. ポート数と置き場所

デスクでノートパソコンの横にスマートフォンを充電器につないでいる人のイメージ
コンセントの数は増えません。1台にまとめるか、役割ごとに分けるかを先に決めておきます。

持ち物を減らす方向で考えるなら、ポート数は「同時に挿すものの数」で決めます。iPhoneだけなら1ポート。iPhoneとイヤホンなら2ポート。MacBookも同じ充電器で賄いたいなら3ポートで、かつ単ポートで67W以上出るものが要ります。

ここで見落としやすいのが複数ポートを同時に使ったときの出力低下です。多くの充電器は合計出力が決まっていて、2台挿すと片方が絞られます。「67Wだから安心」と思っていたら、2ポート同時では45Wと12Wに分かれていた、というのはよくある話です。最速充電を狙うなら、iPhoneは単独で挿す前提で考えてください

置き場所も先に決めておきます。持ち出すならプラグが折りたためること、据え置きならコンセントの空き数のほうが効きます。MacBook用のモバイルバッテリーを何Wで選ぶかと、考え方はほぼ同じです。

いま候補になる4モデル

確実に条件を満たしたいなら:Apple 40Wダイナミック電源アダプタ

Apple 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)は、型番MGKQ4J/Aの純正アダプタです。名前は40Wですが最大出力は60Wまで伸び、SPR AVSに対応します。名称の「ダイナミック」が指しているのが、まさに可変電圧の部分です。

この製品の価値は調べなくていいことに尽きます。Appleが最速充電の条件として挙げている仕様を、Apple自身が満たすと言っている。他社製の仕様表を突き合わせる手間を考えると、ここで迷わない選択には意味があります。

弱点は1ポートしかないことと、割高であることです。同じ価格帯なら他社製で2〜3ポートの製品が買えます。ケーブルも別売りです。iPhone 1台だけを最速で充電したい人向けと割り切るのが正しい買い方だと思います。

AVS対応を明記した他社製なら:MATECH SoniCube 67W

MATECH SoniCube 67Wは2026年6月に発売された、USB-C 2ポートのGaN III採用モデルです。約88g、38.3×51.5mmというサイズで、単ポート最大67W。Apple採用のAVSに対応していると商品説明とメーカー発表の両方で明記している、数少ない他社製品です。

2ポート同時に使うときはUSB-C1が最大45W、USB-C2が最大12Wという配分です。つまりiPhoneを速く充電したいときは、もう片方に何も挿さないのが前提になります。重心を下げてコンセントから抜け落ちにくくした設計も、出先で使う人には効いてきます。

注意点として、メーカーが挙げている急速充電の対応機種はiPhone 17世代までの表記です。iPhone 18 Proで60Wのフル速度が出るかどうかは、各社の対応表明を待つ必要があります。AVS対応そのものは明記されているので条件のひとつは満たしていますが、そこは断定できません。

日常の1個として:Anker Nano Charger(45W, Display)

Anker Nano Charger(45W, Display)は2026年4月発売の、ディスプレイを載せた45Wモデルです。約40×36×36mm・約72gで、プラグは折りたためます。いま何Wで流れているか、本体温度、どの充電モードかが画面に出るので、「ちゃんと充電できているのか」が目で分かるのがこの製品の性格です。

Ankerの公表では、iPhone 17/16/15シリーズとiPad(第10世代以降)向けに機種を判別して出力を最適化し、iPhone 17世代なら約20分で50%程度まで充電できるとされています。

ただし45Wなので、iPhone 18 Proの「60W対応以上」という条件は満たしません。日常的に使う1個としては十分に速く、出力が見えるぶん不安が減る。最速は諦めて、ふだん使いを快適にする側の選択肢として挙げています。

MacBookと1台で兼ねるなら:Anker Prime Wall Charger(67W, 3ポート)

Anker Prime Wall Charger(67W, 3 ports, GaN)は、3ポート・単ポート最大67WのGaN充電器です。折りたたみ式プラグの角ばった小型ボディで、MacBook Air・iPhone・イヤホンを1個のアダプタにまとめたい人向けの構成になっています。

ただしこちらもAVS対応は明記されていません「まとめる」ことが目的で、「最速」は狙わないという整理になります。最速も欲しいなら、純正の1ポートを別に持つほうが結果的に確実だと思います。

買ってから気づきやすい落とし穴

  • 高W数=速いと思い込む:140WのMacBook用アダプタでも、AVS非対応なら最速にはなりません。W数は必要条件であって十分条件ではありません。
  • ケーブルを見落とす:アダプタが条件を満たしても、ケーブルが通せなければ速度は出ません。iPhoneに付属するUSB-Cケーブルをそのまま使うのがいちばん確実です。
  • 2ポート同時に挿して遅くなる:合計出力は決まっています。最速を狙うときはiPhone単独で挿してください。
  • ワイヤレスで速くなると期待する:MagSafe・Qi2は最大25Wで、有線とは別の話です。MagSafe対応モバイルバッテリーは携帯性のための道具だと考えたほうが納得がいきます。
  • 発熱で結局絞られる:布団の上など熱がこもる場所では端末側が速度を落とします。カタログ値が出るのは条件が揃ったときだけです。
  • そもそも必要なかった:一晩充電する生活なら、最速充電に払うお金はほぼ回収できません。

状況別のまとめ

状況 選ぶもの
とにかく最速にしたい・調べたくない Apple 40Wダイナミック電源アダプタ
AVS対応を他社製で安く済ませたい MATECH SoniCube 67W
充電の状態を目で確認したい Anker Nano Charger(45W, Display)
MacBookとiPhoneを1個にまとめたい Anker Prime Wall Charger(67W, 3ポート)
寝ている間に充電している 買わない(手持ちの20W以上で足ります)
他社製の対応が出そろうまで待てる 買わない(対応製品はこれから増えます)

まとめ

今回の充電器選びは「W数の勝負ではなくなった」という一点に尽きます。60W対応以上であることに加えてAVSに対応していること。この2つが揃わないと、公称の速度は出ません。そしてAVS対応は商品ページを見ても大半は分からないので、明記している製品を選ぶか、純正を選ぶかの二択になります。

決める順番をもう一度。①自分の充電のしかたで最速が要るか判断する ②要るならAVS対応を明記した製品か純正を選ぶ ③同時に挿す本数から必要なポート数を決める。この順で考えれば、買わなくていいという結論にたどり着く人もかなりいるはずです。

小さいiPhoneを長く使ってきた経験からいうと、充電まわりは「速さ」より「どこでも同じ1本で済むこと」のほうが日々の快適さに効きます。持ち物を減らしていて思うのは、新しい規格が出るたびに買い足すより、手持ちで足りるかを先に確かめるほうが結局は身軽だということ。まずは家にあるアダプタの出力表示を見るところから始めてみてください。

※記事中の写真はイメージです(Pexels)。仕様はメーカー公表値および各社の発表をもとにしています。充電速度は端末の状態・温度・ケーブルによって変わります。Amazon側の価格・在庫・販売元・セール対象状況は変動するため、購入前に商品ページと各メーカーの公式情報をご確認ください。

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